キャリアアップのため、プライベートな事情のためなど様々な理由で転職を思い立つことがあるでしょう。しかしながら、思い立ってすぐに会社を辞めて転職活動を行っても、求人情報が集まらず、就職活動が長期化する恐れがあります。加えて退職してからの仕事探しは、無職期間が長くなり面接などで不利に働く場合も考えられます。1年の間にも、求人が増える時期と減る時期が存在し、転職するのにより有利な時期があります。求人が増えてくるタイミングで積極的に活動を行うことでスムーズに内定を得ることができる確率が上がります。
求人が少ない時期は、キャリアの棚卸や自己分析などで準備を進めていくことがおすすめです。一般的に、求人数は決算期、賞与支給時期、新卒採用などの時期によって左右されます。例えば、年明け直後の1月から3月ごろにかけては、12月の賞与を得てから退職した社員の穴埋めを行うため、また4月の新年度へ向けてラストスパートの採用活動が行われるため求人数が増えてきます。
一方で4月はその間に獲得した中途社員や新卒採用で入社した社員の教育が行われるため、GW頃までは採用が控えられる傾向があります。GWの連休明けからお盆休み前頃まで再び求人数は増え、特に7月あたりでは賞与を待って辞めた人たちの穴埋めが行われます。そして9月、10月ごろに採用のピークになります。企業は、この時期に上期の業績を確認して新しいプロジェクトのためや増員のための人員確保に動き出します。また4月からの新人研修に向けて未経験歓迎の求人なども出てくるので、業種を変えたいと思う場合にもおすすめの時期です。